原風景



二年前

小松の加茂整形外科に入院していた時のこと

日曜は治療もなく、わたしは朝から
タクシーで1200円くらいのところにある
カトリック小松教会のミサに行っていた。

小松の神父さまは
花道茶道免許皆伝のイタリアの方で
併設幼稚園の園長さんでもあり、もう80歳超え


入院生活は過去記事にあるが
そんな中、ある人が
リハビリのためにある楽器を練習していた。

足裏の筋肉の激痛で立つのも座るのもつらい
が、楽器を演奏する時は立つか座るしかないから痛々しい

それでもちょっとづつ長く演奏出来るようになり
アヴェマリアとかやってた

ふと、それ教会でやれたら気持ちいいね~なんて
言ったら

やりたいっ! と。

他の子も行ったことない、応援したいし行きたいっ!! と。

中には勧誘されるから嫌だって子とか
キリスト教とか気持ち悪いとか、いってた



次の日曜
ミサのあと、厚かましくも神父さまに伺ったら

満面の笑顔で、

「おお!! 母マリア喜ぶね、イエスさまも
母マリアがうれしいから喜ぶね」、と快諾


加茂先生も喜んでくれて、行っといで、と。


それから何日かしてみんなで教会に行き
彼の演奏を聴いた


いつもより長い時間立ててるよ~(泣)

アヴェマリアも演奏した
コンドルが飛んでいくとか

彼の演奏を聞いて、立っている姿みて

みんな痛いの忘れて聴いた、泣いた、泣いた
なんだかわからないけれど、泣いて泣いて泣いて


終わったら、神父さまが

今日は教会では世界病者の日です。
母マリアが見守って下さってますね。

マリアさま来てくれて喜んでますよ、ほらここから見て喜んでいらっしゃるね~

イエスさまはほら、あそこで羊抱いてるね
喜んでいらっしゃるね


みんなはあれは、あの羊は自分だと思った
あれ、わたしね
あれは俺だよ、、と、口々に言い合って。



神父さまは
みんなに宝物をプレゼントしよ、と

なんと全員にアンティークメダイ下さって
お菓子まで下さって


みんな感激 涙涙涙 涙の洪水
みんな神父さま大好きになって

仲違いしていた人も仲直りの一歩



わたし以外教会なんて入ったことがない人ばかり

もちろん神父さまなんて「生」でみたことない



神父さまの笑顔

イエスと母マリアに対しての愛に満ちて

まるでイエスと母マリアとその子、神父さまの
あったかい家に招かれたみたいだった。


そこには聖書に書いてある通りの癒やしの秘跡が
在った




それからみんな加茂整形外科から卒業して

でもあの日、あの時のこと忘れてない


信者になんかならなくていい

キリストは疲れ果てた人々を癒やしたいだけなんだから





たぶんお寺や神社でも同じことは起こったと思う

キリスト教だけが違うなんて思わないし。



でも疲れ果てた時、
フラリと無限無形悠久、壁をもたない存在に
涙も怒りも預ける場所があることは幸いだ。

みんなにもそんな場所があるといいなあと思う。









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No title

神様の力。
音楽の力。
人と人との出会い。。。

目には見えなくても
みんな何かに守られてるのかな。
それを見落とさないように
しっかり心でキャッチ出来たら良いな。。。

めいりんさん

キャッチする

どうやったらキャッチ出来るんかなあと思うけど
疲れてるとき、悲しいとき、寂しいときに、苦しいとき
いろんな力に知らないうちに、支えて貰ってるなあ
と、涙出る時がありますよね。
人から掛けてもらう言葉だったり表情だったり、、
見えないものだったり。

不思議やなあ

No title

「キャッチする」というのはちょっと違うかもm(__)m
何というか、支えてもらってることに「気づく」というか。。。

時々思うのです。わが身の不幸ばかり嘆いて
支えてもらってること、守ってもらってることから
目を背け、自分の幸せに気づかないことこそ
不幸なんじゃないかなって。

と、これは理想論かな。。。
実際苦しい時は苦しいし、辛い時は辛いしね。。。

No title

なんか教会の空気感が私の今までの人生には無かったものでした
(10代でき婚したから)
多分私の中には教会イコールチャペルと人生一番幸せな時
結婚式
娘が20歳で結婚して今は亡き主人とバージンロードを歩いた時の
幸せな時の事を思いだしてました

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めいりんさん

>支えてもらってることに「気づく」

ああ、それも分かるなあ
なんか、泣きそうになる時があります。

>自分の幸せに気づかないことこそ
>不幸なんじゃないかなって。

うん。よくね、小さい幸せとか身近な幸せって言うけど
たま〜に、なんだか自分だけ暗黒の闇にいるみたいで
なにひとつうまく行かないような感じや見捨てられたように思ってしまうの。

で、ひねくれて荒ぶって自分虐めにひた走り

ふっと、ホントに疲れ果てたときに
ああ、支えられて見てくれてんだなあ、と思えるんですよね。

子供やなあと反省することもままあります。

れんばあさん


愛の人れんばあさん

>多分私の中には教会イコールチャペルと人生一番幸せな時


そうだよね、大抵の方は教会は幸せの象徴
わたし、クリスチャンの癖に教会の結婚式に出たことないねん。一回も(泣)


ナイショさん

複雑な思いに心焼かれてしまいます。
ちゃんと伝えますね。

ナイショさん

人間やモン
愚かでいいやん。と最近いたくそう思います。
夫婦って自分でも驚くくらい相手のこと憎んでしまうこと、あるよね。
憎む、、という表現がいいのか、嫌い、とか軽蔑というのかな
相手からもそんな空気感じたら腹立つくせに。

いつかお会いして語りたいわ、、。



わたし、旦那のことでもっともっと酷い妄想、もはや犯罪、、みたいなこと考えたことあります。
自分が病気の真っ只中の時は居てくれて安心なのに、、


まだ小さそうとは言え立派な瘤ですよね。
早く見つかって良かったです。


>「俺は?」

自分先に死ぬって疑わないのよね、男は (笑)

「えっ?」で充分ですよ。

「わたしは??」と聞いてやりましょう



追伸 Re: ナイショさん

情報メールしました〜
プロフィール

リセット

Author:リセット
2013年 7月からの新米乳がん患者。

2013.07 告知
2013.08 休職
2013.08 右乳房全摘
2013.09 抗がん剤治療(TC4回)
2013.12 フェマーラ開始
2014.02 職場復帰
2014.07 リンパ浮腫完治を目指しLVAを受ける。
東京大学医学部附属病院にて

それまでの諸々

2011年 椎間板ヘルニア手術から寝たきりに
筋筋膜性疼痛症候群で
加茂整形外科に4ヶ月入院。救われる

2000.07 異型狭心症で終身服薬の身の上に

1995.00 胆石で度々発作で腹腔鏡で胆嚢摘出


たくさんの方に支えられなんとか生きる道模索中

旦那大好き

料理は全く出来ません。掃除も上手くない。
洗濯が好きっ。

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