乗り越え リンパ管細静脈吻合術 LVA

リセットはリンパ浮腫が怖い



乳主治医に術前検査に通ってる頃

全く表情のない女性を見かけた

本当に表情がないその方の左腕には
ビッシリ包帯が巻かれていた。


その頃はまだリンパ浮腫のことは知らなかった。


術後の通院で
また見かけた時にはもうその腕の意味を
リセットは知っていた。



リセットは
あの、表情のない女性が怖かった


べつに、その女性がリンパ浮腫が原因で
表情をなくした訳ではないと思う

乳癌だから、表情をなくした訳ではないと思う


だが、本当に

本当に


あんな表情で生きるは嫌だ


あんな表情でしか生きていけないなら
なんの為に、乳を剥ぎ取り、抗がん剤
をして、何年も何年も治療を続けるのだ

あの女性の痛みはなんなんだ
あの女性が抱える闇はなんなんだ

哀しいなら泣けばいい
腹が立つなら怒ればいい


だが、彼女にはそんな負の表情すらない



やがて、わたしの中で

彼女の表情はリンパ浮腫の象徴となってしまった



自分の腕を見るたび
彼女を思い出してしまう

あの白い包帯
何をも見ようとしない瞳
周囲の一切を拒絶する表情



復職前の受診の時


旦那が

あの人の腕、たいぶ細くなったなあ

と、呟いた




家に帰る車中

思いを話すうちに涙と震えが止まらなくなった

リンパ浮腫が怖い

あの人みたいになりたくない



旦那がポツリという


病気だから、ああなったんじゃない
病気のせいにしたらあかん


他の人はどうでもいい

お前は笑ってたらいい




それから、みこりんやリコさんに会った

リコさんとの初対面は衝撃だった


リコさんは笑ってた
リコさんは輝いてた
リコさんは…
リコさんは…


リセットみたいに怖くて泣いた方が


スリーブ装着してたけど

キラキラして

生き生きして

ぴっかぴかで、眩しかった


スリーブも怖かったけど
蚊避けにむしろ、はめてみたくなった

スリーブがすごく可愛くて素敵に見えた
真似したくなった



少女マンガの主人公みたいにキラキラ星
が光ってた




生は自ら選ぶと言われ

病は選ばれしものに与えられ

老は抗い切れず

死は定めの通り



ただ、生から死までの瞬く間の間

どう生きるかだけは

自己に任されている


怖がりながらも笑って生きるか

泣いたり笑ったり、怒ったり哀しんだり

瞬く間の人生をどう彩飾するかは

わたしに与えられた大いなる自由





今日、今から1時間後、わたしは

憧れのポーさんにお逢いします。






感謝








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非公開コメント

No title

きらきら星をお目目にかいてる蒔絵リコです。(笑)
さて、今頃はお会計もあわって、いろいろ先の事が見えてきたころでしょうか。
この腕、切り落としてほしいと泣いてた私も、誰かに少しはお役にたてているのかと思うと(そう書いてくれてるので、素直にのっかった)、あのころの恐怖も私の星になったと思えて嬉しいです。
いろいろ、報告楽しみにしてますね~
プロフィール

リセット

Author:リセット
2013年 7月からの新米乳がん患者。

2013.07 告知
2013.08 休職
2013.08 右乳房全摘
2013.09 抗がん剤治療(TC4回)
2013.12 フェマーラ開始
2014.02 職場復帰
2014.07 リンパ浮腫完治を目指しLVAを受ける。
東京大学医学部附属病院にて

それまでの諸々

2011年 椎間板ヘルニア手術から寝たきりに
筋筋膜性疼痛症候群で
加茂整形外科に4ヶ月入院。救われる

2000.07 異型狭心症で終身服薬の身の上に

1995.00 胆石で度々発作で腹腔鏡で胆嚢摘出


たくさんの方に支えられなんとか生きる道模索中

旦那大好き

料理は全く出来ません。掃除も上手くない。
洗濯が好きっ。

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